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魅惑の擬似バカンスをご堪能下さい

ビヤドゥ ビリバル 夜光虫 ノーマジーン 小説

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男は皆欲張り。あれもこれも、両方なくちゃ嫌なんだ。
帰る場所があるという余裕が、外で俺を上手く遊ばせてくれる。
そして、そんな内緒事が彼女をもっと大事にしなくてはと思わせてくれる。

ビヤドゥ ビリバル 夜光虫 ノーマジーン 小説

イミテーションブルー(ビヤドゥ&ビリバル)

男は皆欲張り

あれもこれも

両方なくちゃ嫌なんだ

 

イミテーションブルー (ビリバル&ビヤドゥ)

 

「海外旅行に行こうか?」

その問いかけに妻は喜ぶというより少し困った顔で俺を見た。

“また、守れもしない口約束をする”そんな視線だ。

仕方ない。

今まで週末の温泉旅行ですら行こう行こうと盛り上げては俺の勝手な都合で何度となくお流れを繰り返しているのだ。

その度に落胆した目で悲しそうに気を落としていた牧子だったが、そのうちに俺が懲りもせず,
ご機嫌取りに引き出すその約束を、そのうち本気で受け取ろうともしなくなっていた。

「何だよ~その狼少年を見るような目は。今度はホント。ほら。」

俺は一枚の紙切れを牧子に差し出す。総務から貰ったそれには、10年勤務のボーナス代わりに1週間の有休休暇を与えると書いてあった。二ヶ月の間にきちんと休暇を消費するようにと備考の欄にアンダーラインまで引いてある。

普段有給なんてめったに取らないが、会社命令でここまで書かれていると、上司からも

『休み、いつ取るんだ?』

『早く取れ』

とせつかれたりするのだ。

「牧子久しぶりにダイビングでもしたいだろう?南の島でも行こうか?」

「ほんと?素敵」

やましいことがあったりすると、男は妻に優しく出来たりするものだ。久しく見ていない妻のくったくのない笑顔に満足して、一、二時間後には会うであろう恋人の理香の顔を思い浮かべる。

「金曜の夜なのにこれから仕事?」

機嫌の良かった顔が少し影を落とす。

「旅行行くからさ、仕事なるべく早めに片付けておきたいじゃん

どうしても俺がそばにいないと追い込みの気分になれないって作家がいてさ、泊まりこみだよ」

「日曜は帰ってくる?、ケンちゃんが好きなちらし寿司つくるよ」

「ん~電話する」

牧子が黙りこんだので、なるべく優しく肩を抱いて話を続ける。

「ほんとは今日、家に寄る余裕なんてなかったんだけどさ、でもお前に早く話したくてさ」

そんな俺の台詞に少し満足したように、牧子は俺を玄関まで送り出してくれた。

だけど、俺はその足で恋人の部屋に向かう。約束の時間を一時間オーバーだ。オートロックのマンションの入口で慣れた4桁の部屋番号を押し呼び鈴を鳴らす。

「誠学堂出版の石井ですが」

「石井さん、アポの時間は守ってくださいよ」

不機嫌そうな理香の声。だけどカチッと鍵のロックが外れる音が、こじんまりした重厚なロビーに響いた。

「もう、夕食予約いれてたのにあんまり遅いからキャンセルしたんだよ」

「理香センセ、原稿あがったのかな~?」

「…あと三枚」

「じゃ、メシは家で済まして原稿片しちゃおうよ」

「ちょっと石井ちゃん、あんた仕事しにきたの?」

「もちろん俺、担当ッスから」

理香の瞳がキッと刺すような視線を送ってくる。その視線をゆっくりと素通りして理香に近づくと俺は耳元で囁いた

「仕事頑張って先に上げちゃって、ご馳走はベットの上で食べようか?」

その言葉に反応して、理香の耳たぶが桜色にほんのりと染まる。

「…石井ちゃんって、そういう殺し文句上手いよね、あたしの代わりに原稿書いてよ。女性ファン増えるよ」

「え~俺机に向かってこんなセリフ思い浮かばないよ。理香みたいなイイ女の膝の上なら別だけど」

ふふっと理香は艶のある含み笑いをすると、

「あ、なんか今の会話に刺激されていい場面書けそう」と、書斎に閉じこもってしまった。

あと三枚、二時間くらいで出来るな。閉じられた書斎のアンティーク調の扉を眺めながら俺はそんな計算をして、その後過ごす理香との時間に思いを巡らせた。

 

「次はさ、南の島を舞台に書こうと思ってるのよ」

大きなキングサイズのシーツの上で、タバコの煙を吐きながら理香は次の作品の構想を話す。身に付けているものはピアスと細いプラチナのネックレスとアンクレット。それに大人の女を思わせる官能的な香水の匂い。

眠るときに着ているものはシャネルの5番。なんて香水の名前を挙げた名セリフが頭をよぎる。俺の大好きなノーマジーンの言葉。

“女の子のタイプは?” と聞かれると、俺は決まってその名を挙げる。

誰?それ?と聞いたこともないというリアクションが返ってくることがある。大抵そう返してくる女は、俺の返事にグラビアアイドルや流行のタレントを予想してるらしい。別にウンチク述べたい訳じゃないけど、相手にする女は少しくらいは同じ感性を持つ相手選びたい。

俺って以外と女にもてる。だからこの名を挙げて自分の好みを理解出来る女か、まずふるいにかけるのだ。

目の前の理香も、彼女の4冊目になる出版記念のパーティで、今どきバニーの格好でカクテルなんて配っているコンパニオンを俺が退屈しのぎに目で追いかけていたら、呆れたように聞いてきたのだ。

『ウサちゃんみたいな女が趣味なの?』

『プレイボーイバニーのノーマジーンなら』

理香はにやりと笑った。

『ノーマジーンねぇ…久しく聞かない死語だね』

『二十世紀の女っすからね』

彼女はおかしそうに口の端だけで笑った。

『マリリンモンローをあえて本名で呼ぶ意味はなあに?』

『スクリーン以外の彼女が好きだから』

『ふうん。だからあえてノーマジーン?』

理香はしばらく興味ありげな視線で俺を観察すると、満足そうに納得して、声を落として俺に囁いた。

『あたしのパジャマもシャネルの5番なんだけど…』

 

日曜の夕方から作家仲間と飲みに行くという理香と別れて、タイミング良かったなと俺は携帯を手にした。あと1時間くらいで帰るからと、牧子に電話を入れると、嬉しそうに声色のトーンが上がるのが受話器越しに聞きとれる。

旅行関係の本でも土産に買って行くかと駅前の本屋に足を向けた。でも、リゾートコーナーの前で俺は立ちすくんでしまった。

パラオ・セブ・タヒチ・ニューカレドニア・フィジー・プーケット…地球には南の島がいっぱいあるらしい。

昨夜、理香が言っていた言葉が頭をよぎる。

『昔、行ったことがあるのよ。モルディブ』

そう言って思い出すように理香は遠くを見た。その瞳に映るのは、その時寄り添った恋人だろうか。それとも美しい南の島か。

なんとなく、目の前の雑誌がモルディブの特集号だったので、俺はそれを手にしてレジに向かった。

 

エビに、かんぴょう、にんじん、椎茸、金糸卵…そしてあなご。牧子は本当に料理が上手い。俺が本当に帰ってくるかわからなくても、牧子はちゃんと時間をかけて下ごしらえをして食事を作り、こんな風に俺を迎えてくれる。一体彼女に何が足りなくて、俺は他を求めるのだろう?何も理由がないわけじゃないが結局言い訳にしか過ぎない。

いつも必ず牧子は俺を一番に考えてくれる。まるで母親のように。牧子は絶対に愛してくれているという俺の自惚れ。それにただ甘えているだけなのだ。帰る場所があるという余裕が、外で俺を上手く遊ばせてくれる。そして、そんな内緒事が牧子をもっと大事にしなくてはと思わせてくれるのだ。

おかしいよな。都合がよすぎて矛盾している男のわがまま。欲張りなのはわかっていても、なんとかそんな風に上手くやっていく自信が俺にはあったのだ。

「うまい。牧子のちらし寿司」

ガツガツと平らげるその様子を彼女は満足そうに眺めている。こんな、なんでもない日常。駆け引きも見栄もない。小学生で母親を失った俺が憧れていた家庭ってヤツ。そんな、なまぬるい幸せの中で俺はくつろいだ。

そうだ。とカバンの中からさっき買った雑誌を取り出してみる。

「知ってる?モルディブ」

「うん聞いた事ある。スリランカの下の方よね。ダイバー憧れの場所よ」

へぇ、知ってたんだ。牧子はダイビングを独身の頃やっていた。最近は御無沙汰だが。彼女は嬉しそうに頬杖をついてページをめくる。その見開きのページには空から写したらしい島の写真が載っていた。『インド洋の真珠の首飾り』と書いてある。

よく出来てるな。と俺は思った。でもあんまりにも綺麗過ぎる青色がわざとらしいくらいだ。現実にこの島々を見るまで、あの写真は手が加えられた合成写真だと、そう信じて疑わなかった。よく出来たイミテーションブルー。こんな綺麗な色が現実にあるわけがないと。

その島に着いたときは真夜中だったので、海はまだ暗く穏やかだった。ただ、何ともいえない南国の匂いが、慣れない嗅覚を刺激する。飛行機の疲れで恐ろしいほどの睡魔が襲ってくる中、俺はぼんやりと空を見上げた。真っ暗な夜空に散らされた、降るような星空。回らない頭でそれを見上たけれど、プラネタリウムを眺めているようで現実感がなかった。

俺、夢を見てるんだろうな。

だけど目が覚めてこの島で初めて迎えた朝、カーテンを開いて、窓越しの風景に言葉を失った。少し小ぶりの映画のスクリーンみたいだ。
生い茂った緑のすぐ後ろに広がる、あおいゼリー色の海。何故だか、部屋に牧子の姿が見えない。置いてきぼりの迷子みたいな気分でドアを開いて、外を探すと、嘘みたいに真っ白い砂浜のど真ん中で膝小僧を抱えて座る牧子がいた。

まさか、泣いている? どうしてそんな事思ったんだろう。彼女の肩が華奢すぎて壊れちゃいそうでそんな風に見えたのかも。振り返った牧子は泣いてはいなかったけどすごく淋しそうな顔だった。

どうしたの? 俺は慌てた。自分がそんな顔をさせてしまった気がしたのだ。

「あんまりにも綺麗で、胸がいっぱいになっちゃった」

普段はお調子者でいつもおちゃらけている俺だけど、この時は素直に頷いて、隣に座って海を見つめた。

ああ

俺って地球に住んでいたんだな。そんな当たり前の事を改めて感じる。

地球なんて感じた事ある? いつもアスファルトを踏んで歩いて、見上げる空には飛行機が交差し、コンクリートで囲まれた部屋に眠る、。俺の周りに地球なんてなかった。だから地球に住んでいるなんて思った事すらない。でもやっぱり、こんな風景を見せられると、切なくなるくらい感じた。

“やっぱり地球は青かった”

初めて宇宙飛行士が地球を見つめて口にした名台詞。彼が見たその色はきっとこの青色に違いない。イミテーションなんかじゃなかったんだ。どこまでもどこまでも続くブルー。こんな綺麗な色の星に住んでいたんだと、胸が詰まる思いで見詰めていた。

穏やかな波の音。朝起きた時の牧子のいない不安感で少し高鳴っていた心臓の鼓動が穏やかになった。

俺は何を恐れているのだろう。いつものよう買い物に出かけたきり、事故にあって二度と戻らなかった母。

人ってあんな簡単に消えてしまうんだ。そのトラウマからか、置いて行かれるということに俺は異常に敏感になってしまった。

彼女は俺を置いてきぼりにしたりしない。そう言い聞かせて牧子の肩に寄り添ってみる。彼女は柔らかく笑って黙ってそんな俺を受け入れてくれた。

さっき振り返った牧子の顔が浮かぶ。寂しそうな顔なんてしないで。いつも好き勝手にしている俺だけど、この小さな島に、こうして二人きりで一緒にいるんだからさ。

海沿いを微笑みながらヨーロピアンの老夫婦が歩いてくる。

「モーニン」

知り合いみたいに挨拶を添えて通り過ぎる。

「モーニン」

と慌てて返事をする。この島の住人だと認めてもらえたようで嬉しくなった。

ダイバーには、有名すぎるビヤドゥの隣に目立たなくある島の名はビリバル。姉妹島のビヤドゥとはオーナーが同じらしく、一日何回かドーニの定期便が往復していて自由に2島を楽しめる。ダイビングセンターもビヤドゥのを共用しているらしい。

何故わざわざビリバルなのか?小さな島がいいと牧子が言ったからだ。そして本当にこの島は小さくて可愛らしかった。

初日はこんな風にのんびり過ごした。牧子は明日から毎日一本だけダイビングに出掛ける予定だ。

俺はライセンスを持っていないし、どうしてもあの重い機材を体にしょって、深い海に潜るなんて趣味じゃない。牧子には楽しんで過ごして欲しかった。だから、毎日行っておいでよと薦めたのだ。

あたしだけ出掛けていいの?最初は遠慮してたが、このスノーケルだけでもギンガメアジの渦に飛び込める海を目の前に、遠慮なんて吹っ飛んでしまったようだ。

「すごい楽しみ」「わくわくする」

スノーケルをしたあと、彼女は興奮して明日から潜るだろう、深い藍色のその下を想像してはしゃいだ。今朝見た、あの淋しそうな彼女は嘘みたいだ。牧子にはこんな笑顔がほんとは似合う。

そうだな。

彼女は色にたとえると淡い水色だなと思う。静かなイメージ。いつも穏やかで涼しげで。少しアンティークな地球儀みたいな水色。

俺の部署にバイトで入った5歳年下の牧子と結婚すると言った時、それはそれは驚かれた。何度か暇つぶしにちょろっと遊んだコピーライターの女には

『絶対に似合わない』とさえ言われたもんだ。

『あんたの趣味はノーマ・ジーンじゃなかったっけ?』

そんな痛烈な嫌味を俺に投げると、それから話し掛けてもこなくなった。

『彼女、結構本気だったみたいよ』

総務の女の子が、そのあからさまな態度に苦笑いをしてそんな告げ口をしてくる。

出来ちゃった結婚。そのことが噂になると、男どもは口を揃え言った。

『お前も年貢の納め時だな』

『牧ちゃんみたいな子がお前のような浮気者に食われちまうとは世も末だ』

牧子は実は、野郎どもから人気があったらしい。気の強い男勝りの出版社の女たちの中では、彼女の地味で落ち着いた様子はかえって目立っていたようだ。

俺はバイトの牧子とは仕事で接点がなかったので言葉を交わす事も稀だった。軽口たたいて冗談を言い合うような相手でもない。

だけど、年末の接待やパーティや宴会が続く中、俺の体調は最悪だった。明日からやっと正月休という内輪での最後の忘年会で、俺は年がいもなく、酔いつぶれてしまったのだ。トイレで少し休んでいるうちに、皆は次の店に繰り出していって、青い顔でそこから出ると誰もいなくなっていた。

置いてきぼりは苦手。さっきまでの喧騒が嘘のように静まり返った店の中で自分ひとりが取り残されて呆然としているところに、牧子が俺のコートを持って迎えに来てくれたのだ。

俺は何だか救われたように嬉しくて、そんなに親しくない牧子を酔いが回ったせいにして抱きしめた。

気が付くと、彼女の部屋で朝を迎えていた。記憶にほとんどないが、床に転がった昨日の衣服が前の晩の様子を物語っていた。

そのたった一度で彼女は妊娠したのだ。不安そうにその事実を伝える牧子。俺は、そんな人生もいいかなと思った。牧子にノーーマジーンの話なんてした事もないままだったけど、彼女の穏やかさに俺は癒されたかった。

 

夕食が終わったあと、南の島の静かで暗い夜の海を散歩しに出掛けた。星が海に落ちている?波打ち際に小さな星屑がいくつもキラキラと光って漂っていた。信じられないような光景。だけどこの場所ならそんな事もありえるのだろうか?

「夜光虫っていうのよ」

牧子はしゃがんで砂と一緒にその光を手のひらにのせた。

ヤコウチュウ…夜光虫

聞いたこともない。だけどその綺麗な響きに心を奪われた。そしてそんな言葉をさらりと口にした牧子の唇に俺の視線は釘付けになってしまった。

さらさらと夜風になびく綺麗な髪。今時染めた事すらないその髪の色はこの夜空に溶け込んでしまうように黒く艶やかに光っている。気が付くとその髪に手を伸ばしていた。こんなに近くでこんな風に牧子を見詰めたのは久しぶりだ。

抱きしめてしまおうか?だけど、ある言葉がその先に出る行動を遮るようにフラッシュバックする。

『少し時間がかかるかもしれませんけど、彼女が元気になるまで見守ってあげてください』

俺達の子供は牧子のお腹を膨らませる事もないままに流れてしまった。男の俺は、子供が出来ました。駄目になってしまいましたと。言葉でしかその存在を確かめる術がなかったので現実味がないままだった。ただあまりにも落胆して泣きじゃくる彼女のそばで、かける言葉も見つからず、ただそこに居るだけだった。

食事も喉を通らなくなり、眠れない夜を繰り返す彼女が心配になり、心療内科へ連れて行った。医者は一時的な鬱状態だと、小さな診察室で俺に告げた。これが原因で一時的にセックスレスになることもありえると。子供を失った女性の心のダメージというのは想像を越えている場合があるので少し時間が必要かもしれないが、彼女がいいというまで、急がせない事が大事だと。

あれから2年近くが経っている。牧子は元気になったように見える。だけど、今朝見た彼女の不安げな表情が、あの頃の彼女と重なって俺は牧子に伸ばした手を不自然にならないように引き戻した。

いつもは自制が効く自分だけれど、今の牧子を抱きしめたら、その先を求める自分を押さえられる自信ががなかった。

何年かかってもいいんだ。牧子がいいというまで、もっと時間を掛ける事が必要ならそれで良かった。

夜光虫の混じった砂を海に返して、ゆっくりと顔を上げた牧子はまたあの哀しそうな瞳で俺を見上げた。

ごめん
心の中で呟いてみる。

俺が手を出してくるかと、不安になったのかもしれない。優しく手を握って、海沿いを歩いて自分達のコテージに戻る。

だけど家と違って1部屋しかないこの可愛らしいコテージで、1週間もプラトニックを通すのは少し自信がないかなと俺は苦笑いをした。

続く
ビヤドゥ ビリバル 夜光虫 ノーマジーン 小説2

 

 

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